腸の運動を促し便秘を防ぐ働きがあります

当たり前といえば当たり前ですが、腸も生きています。
だから調子のいい時もあれば悪い時もある、これも当たり前のことです。
腸の調子はその動きにも現れてきます。
そう、腸は常に動いているのです。
腸は「ぜん動運動」という動きをしています。

これは腸に何かが入ってくると、上側、つまり口に近い側が収縮し、下側、つまり肛門に近い側が弛緩するという運動です。
これによって腸に入った食物は下へ下へ押し出されていくわけです。
この運動がなければ腸の中は渋滞し、最後には詰まってしまいます。
これが便秘ですね。
このぜん動運動を促すのに有効なのが乳酸菌です。

便秘の解消には食物繊維というのが定番ですが、これだけでは足りません。
適度な乳酸菌を加えることで、生き生きと動き出してくれるのです。
ただ、とにかく腸が動けばよいのかというとそうでもありません。
人によって腸の動きが活発な人がいますが、動きすぎてしまう人もいます。
こういう人が悩まされるのが下痢症です。

水分を摂りすぎたり、ちょっと食べすぎるとすぐに下痢をしてしまう。
そういう人は、腸の動きすぎが原因であることがほとんどです。
そして、この腸の動きすぎによる下痢を防ぐのもまた腸内細菌。
最近だとアサヒビールが開発した新型の乳酸菌「SBL88乳酸菌(SBL88)」をとると、ぜん動運動が改善され、下痢がおこりにくくなることが分かっています。
またこの乳酸菌を摂取した被験者は、飲酒等で腸内での水分吸収がうまくいかないために起こる下痢も改善したという結果が出ています。

さらには乳酸菌によって腸が正常に動くと、睡眠の質が改善されたり、肝機能が改善されるといった効果も期待されるとのこと。
腸が健康に与える影響は本当に大きいのです。
もちろん乳酸菌をとっていれば腸の不調がすべて解消されるというのは過信というもので、しばらくして改善しないようであれば素人判断せずに医師の診察を受けるべきです。
ただ、日々の腸の環境維持に乳酸菌が有効であることは間違いありません。