腸の不思議な話

私たちが食べたものは胃を通り、様々な作業を経て最終的に腸で栄養を吸収されます。
この栄養が私たちの生命活動を支えているわけですから、腸は私たちの生命を支える器官とも言える大変重要な臓器です。

この腸にはいくつか不思議なことがあります。
まず腸には優れたセンサー機能があることがあげられます。
私たちは食べ物を食べるとき、ビタミンAとビタミンBと・・・というようにどの栄養をとっているかなど意識しません。
自分の体をつくることにシビアなアスリートといった人は例外ですが、それでもその食べ物に入っている栄養素を全て把握している人はいないでしょう。
にもかかわらず体に入った食べ物は正しく分解され、それぞれの栄養素が取り出され、体に送られます。

ここに関わるのが腸です。
食べ物が腸に入ると、腸はそれぞれの栄養素を感知して、各臓器に働きかけ、それぞれの栄養素を分解するための消化液や酵素を手配します。
タンパク質や脂肪が入ってくれば膵臓に働きかけて分解酵素を、といった具合です。
主に腸内の乳酸菌などが食べ物の消化吸収を手助けし、体内にバランスよく栄養を運べるようにします。
そして逆に細菌など有害物質が入ってきた場合は下痢を起こさせて、吸収をストップさせ体外に排出しようとします。

この振り分けを腸がやってくれるために私たちは健康を保つことができるのです。
腸にはこの振り分けをするために、縦横無尽に様々な神経が走っています。
その量は各臓器の中でも突出していて、脳・脊髄につぐ多さを誇っています。
腸にはもう一つ不思議な事が起こっています。
専門的な言葉で「「蠕動運動」」と呼ばれる運動をしているのです。
腸の内壁が刺激されると、腸は上の方から収縮し、下の方が弛緩します。

これによって口の方から肛門の方へ食べ物が誘導され、最終的には便として排出されるのです。
そして驚くべき事にこういった所作を脳に頼らず、独立して行っているのが腸のすごいところ。
脳の命令がなくても動くことは、腸の一部を切り取り刺激を与えるとそれだけで蠕動運動をするところからわかります。

一節には地球に誕生した初期の生物はイソギンチャクのように腸を中心として生まれてきており、他の消化器官は後から発達したものとされており、消化器官の元祖とも考えられています。
不思議ですね。
また、便秘解消のイメージが強いですが乳酸菌で美肌効果も期待出来ます。